皇国の守護者を読む。

久々にオレの趣味ど真ん中直球ストライクだ。

最近ブックオフやら漫喫やらでやたら漫画を読んでいるがこーいうのは久々だ。
やはり自分は戦争系が好きなんだなと再認識する。

原作は佐藤大輔
つーかカッパノベルズで原作本がすでに出ている仮想戦記のようだ。
もはや佐藤大輔という時点で女子供とフツーの人々はお払い箱であろう。
ごくごく狭い、針の穴を通すようなストライクゾーン。

いいぞ、もっとやれ。

戦争物ではあるのだがいわゆる二次大戦物ではなく微妙に明治物。
日清戦争日露戦争より以前の軍船が未だ蒸気船が新鋭と呼ばれている頃の時代設定。
しかもそれにファンタジーが融合。
サーベルタイガーは出てくるわドラゴンは出てくるわやりたい放題ですよ。
北海道気味な場所にロシア気味な『帝国』が大軍で攻め込んでくるわけで、
日本気味な『皇国』は指揮官がくそったれで壊滅するわけですよ。
そんなかで一介の下級士官である主人公があらゆる手を使って活躍するというストーリー。

ノリとしては銀河英雄伝説に近いが、決定的に違うのは主人公の造型。
英伝のヤンは基本的に『いいひと』で博愛主義者あったが、
コイツの主人公はひねくれ者で小心者で心を許すのは相棒のサーベルタイガーのみというダメ男。

なんだかどうにもこうにもクサクサしているオレ的には肩肘張らずに読めるな。

久々に続きの気になる漫画である。
あれほど言っていたエマの続きはもう、結構どうでも良くなってるし・・・・・・。

ああダメだ、やはりストーリーに恋愛要素が強いとどうにも落ち着かん!!
ホレたハレたはそれだけでインパクトでかいですから物語のテンションを上げるにはうってつけですが、それだけで物語を語られるとどうにも騙されているような気がしてイカン。

そういう意味で皇国の守護神は安心して読めるな。ま、先は分からんが。


P・S
どうやらこの漫画、なんたらの賞までもらっていてスペシャルサイトまであったのでコピペしておく。
登場人物や設定資料はまあ、適当だが、ダイジェストのデキがやたらいいんですけど・・・・・・。
http://annex.s-manga.net/koukoku/
とりあえず
トップのフラッシュをみて八甲田山を思い浮かべるのは基本。
天は我を見放し・・・・・・。
音楽をオンにして見るべし。