サラマンダーを観る。

休みなので前々から気になっていながら観ていなかったサラマンダーを観た。
劇場公開が2003年だからもう二年になるのか。
当時今は無き池袋の芳林堂で映画秘宝を立ち読みしながら「ヤベー、超観てー!!」と思った日々を思い出しますなぁ。ああ、猛烈に無為で怠惰でステキな時期だった……。

うーん、つーか久々にスコスコとテンポ良く進む娯楽作品を見せて頂きました。
いや、突っ込みどころは色々あれど良いわコレ。
なんつったって人類が地底から這い出したサラマンダーつーかドラゴンに滅亡させれちゃうんですよ!
この時点で最早意味不明でしょう。
ドラゴンの襲来でロンドンが火の海に!

そして世界はマッドマックス化するという……

マッドマックス化した世界で人類は小さなコミュ二ティを築いてあちこちに転々と暮らすのみ。そしてそのコミュニティのリーダーがなんとクリスチャン・ベールマシニストからバットマン・ビギンズまでこの人は自分のキャラとか何も考えていないんだろうか……。何も考えてないんだろうな。
そのクリスチャン・ベールリベリオンよろしくガン・カタでドラゴンどもをバッサバッサとなぎ払うのかと思いきやそんなことは無く増殖したドラゴンが飢えで絶滅するまでひっそり暮らそうや、っつー気が遠くなるほど気長なことを言っとります。
そこにスキンヘッドに筋肉ムキムキのマシュー・マコノヒー率いる米軍がやってきて一緒にドラゴン退治しようやっつーお話。
制作費に120億かけたらしいですが妙に貧乏臭い。つーか低予算映画かと思った。
まともな武器の無い人類がありとあらゆる方法で異生物と戦うっつーシチュエーションはスターシップトゥルーパーズ的でボンクラ映画好きの俺にとってはとってもワクワク。

映画自体は世間一般的には佳作に当たるんだろうが俺的には

火吹きドラゴンVS黒ずくめスカイダイビング軍団のシーンだけでガクブルきました。