往診を手伝う。

この仕事、苦じゃない。というか、この職場が苦ではない。

ぼちぼちと今日も出勤。
患者さんとコミュニケーションをとりながら治療の手伝いをし、空いた時間を見つけては施術の稽古をする日々が続いている。
やはりどんなところでも人というものが一番重要だと感じる。
余裕のない人々、仕事に追われる人々の職場は孤独だ。

昼前の暇な時間帯、近所でチラシ配りをしていると院長より連絡あり。
これから往診に行くので手伝って欲しい、とのこと。
で、車で拾ってもらい患者さんのお宅へ。
治療に関しては特に出来ることもないが、保険証の内容を書き写したり、道具の用意をしたり、先生の治療の様子を観察してみたり。
今日の患者さんは寝たきりの老人でかなり弱っていた。

治療が終わってくるまで帰る途中、売店で一服入れる。
先生もかなり気を使ったようだ。結構疲れていたのだった。

治療院に帰ると、いつも来る患者さんが裏で犬を散歩していた。
隣町から見えているのだが、陽気が良かったので受付をする前に緑に囲まれた裏の道で散歩していたそうな。

うむ。環境も良い。