デッドニングをする。

デミオのスピーカーを社外の良いヤツに変えているのだが、出力が上がったおかげでドアの内張りもかなり振動している。低音もなんかモワモワしてるし。
ドアの振動でかなりスピーカーの音が相殺されてしまっているのではと感じ、カー用品店でパーツを買って来て巷で言われるデッドニングなるものを施してみた。
つーかデミオはいわゆるインナーパネルのデッドニングはほぼ施されております。つーかインナーパネルは完全密閉型で樹脂できておりサービスホールすらないのだからこのクラスのクルマとしては素の状態でもかなり良い音がスピーカーから鳴ってくれとるんじゃないだろうか。
それでも満足できず……、つーか手間をかけて音が良くなるならいっちょやってみるか、の精神でデットニングのキットを買ってまいりました。12800円。結構イイ値段。

そんでそんなかに入っているものとは、ぺたぺたドアの中に貼り付ける制震シートやら制音シートやらであります。制震シートは結構な厚みと結構な重みがあるので内張りやらアウターパネルに貼り付けてやれば振動をかなり抑えてくれそうな予感。
つーわけでレッツ施工。

施工を行うのはウチのお店のサービス工場。前の日に「明日工具借りまーす」と許可を取って定休日に出社。工場を開ければ工具使い放題、暗くなっても明かりつけ放題であります。うーん、役得役得。

ドアの内張りをはがして、パワーウィンドーのカプラーを外し、配線ごとスピーカーを取っ払う。
なれない作業に最初は手間取ったがもう片方の扉をやったときは結構手早くできた。
作業時間は運転席側2時間。あとからやった助手席側は1時間ってとこか。慣れれば早くできるもんです。
スピーカーの裏側鉄板にシートをぺたぺたとやってインナーパネル、内張りにもべたべた貼り付け、スピーカーのバッフルに吸音テープを貼り付ける。それで最後はそれを元に戻して完成。
用意だなんだかんだで結局半日仕事になってしまいましたな。

んでその結果……。

低音がちゃんと響くようになりました。

今までは低音は内張りやら鉄板やらが振動して音が吸収されていたのが、シートを張って造りを全体的にしっかりさせたので音が逃げずに響くようになりました。
あと中音もしっかり出ているのでツィーターの高音とあいまって音に深みが増した感じ。
音量が小さいと余り変わりはないが音量を上げるとその違いがはっきりと分かりました。
う~ん、苦労した甲斐があったってモンよ。
銭と手間をかけて自分でやると愛着がわきますなぁ……。

でもそのおかげで次は後ろに良いスピーカーを入れたくなりました。
キリがありませんな。

まあ、そんな風に振り回される生活も結構しあわせだったりするんだなぁ~。