Second Lifeで異文化コミュニケーション。

SecondLife内で行きつけのカフェに出かけたらそこは外人の坩堝と化していた。

SecondLife内のカフェはカフェといってもお金を払ってコーヒーを飲みながら時間を潰す場所ではなく、なんとなく人が集まってチャットするような場所である。んで、店員はお客さんの話に付き合ってくれる。
で、コーヒーを飲むジェスチャーの入ったマグカップを貰ってコーヒーを飲みながらチャットに花を咲かせるのである。

自分は暇なときに用も無く良く憂さ晴らしに利用させてもらっている。

で、自分の行きつけであるshibuyaのカフェには良く外国人がやってくる。
けっこう日本好きな外国人って多いのね。
が、しかし、悲しいかな日本好きな外国人は片言の日本語しか知らない場合が多い。
日本人は基本的に外国人ノーサンキューである。「ギブミー・チョコレート」の屈辱のなせる業かどうかはワカランが。
まぁ日本語の通じない得体の知れない人間とは付き合えないというのが本音ではあろうが。
とゆーわけで日本好き興じて日本人SIMに訪れる外国人は総じて日本人の冷たいあしらいにあってトボトボ帰るのが常である……。
が、このカフェの店員には何人か英語の達者な人間がいるのである。

こちらに英語が分かる人間がいると分かった瞬間、外国人は「タケシ・キタノサイコー！」やら「アイラブ・マンガ！」などとハッスル。ここぞとばかりに長話を決め込むのだった。

と、いうわけで昨日もそのカフェに行くと外国人がいた。
昨日はあいにく店員は全員出払っていたのだがセシさんという方がなぜか店番をしていた。
この方も英語が堪能。
とゆーわけで昨日もアメリカ人やらドイツ人やらフランス人でカフェは盛り上がっていたのであった。

自分はそのセシさんが続けるチャットをひたすら読みふけるだけ。
でも、なんとなく英語をダラダラ眺めているだけでもだんだん英語に慣れてくる。
SecondLifeをはじめた当初は英語で話しかけられただけで脱兎の如く逃げ出していたが、そんな英語アレルギーもだんだん薄れてきたように感じる。でもまぁ、話の内容は半分くらいしかワカランけど。

んで引き続きチャットを眺めていると今度はポーランド人登場。

どうやらドイツ在住らしくドイツ人の人とドイツ語でベラベラやり始めた。
セシさんはドイツ語サッパリらしい。で、なんだかんだでオレがドイツ語をやっていたことがバレる。

後は辞書との格闘である。

相手がベラベラベラベラとドイツ語で質問をしてくるところを「待て!　オレは今辞書を読んでいる！」などと受け答えしながらドイツ語チャット。
全部現在形で返事をしている自分が悲しくなってしまったのだった。

だが、昔取った杵柄からか英語よりこちらの意志を伝えることが容易だった。つーか英語がまったくできないだけなんだけど。
ドイツ人には「オレはドイツ語ぜんぜんダメです」といったら
「あなたがドイツ語できるくらいに私も日本語ができるようになりたいわ」
などとほめられてしまったのだった。
なんて、ほめられたにもかかわらず「ダンケ」の一言しかいえないのが悲しい。
もっと気の効いた言い回しができんものか。……ってまぁ、勉強してないし、できるわきゃないわな。

で、なんとなく絵が面白かったのでスナップショットを一枚撮影した。

トレッキーなドイツ人にスタートレックTシャツを着せられているのがワタシ。
思わぬ出会いは思わぬプレゼントも生むのであった……。

・・・・・・ってあれ？　ポーランドってスラブ系だったっけ？