ちゃんと仕事に行きました。

今日も仕事だよ。ちゃんと行けたよオカーチャン。

とゆーか仕事と言ってもリハビリの俺にできる仕事など何もない、せいぜいお茶出しが電話番くらいのものである。店長に聞いても、なんか仕事あっかなー。といった按配である。

で、あるからしショールームでボーっとすることになるわけだが、それはどうにも落ち着かない。
とゆーワケで今日は朝からひたすら店の周りで箒を振り回していたのだった。
とゆーか、かなりがんばった。
がんばりすぎて、却って具合が悪くなってしまったのだった。

あー、俺もショールームでひたすらボーっとしながら呆けて時間を過ごす度胸があればいいのだが、悲しいかな、「ボクもお給料貰うんだから何か仕事をしなくっちゃ!」と強迫観念に追われ、ついつい色々始めてしまう。小心者ここにありである。

で、具合が悪いので定時に上がる。

帰り道は何だか頭がくらくらして身体はだるいのに脳の芯の方だけが沸騰しているような感覚。
国道を120キロの馬鹿みたいな速度で飛ばし、トラックの合間をすり抜けるキチガイじみたワイルドスピードドライブを繰り広げながらも、とにかく頭はクラクラしているのだった。
なんだか休職直前の状況を思い出す。あの頃は毎晩そんな按配だったなぁ。そりゃそんなのが何ヶ月も続けば頭もおかしくなるわな・・・。



これではイカンと帰って来て木剣を振る。
木剣を振ると分かるのだが、全力で振っても剣は鳴らない。結局は自分の力以上のことはできないのである。
だが、力を抜き、身体に任せて剣を振れば剣先は綺麗な弧を描き、空気を切る鋭い音が鳴る。自分の思った以上の切れ味を見せる。
なかなか考えさせられるのだった。