新型に乗る。

とゆー訳で乗りました。新型デミオ

今日になってやっと試乗車が来た。クリスタルホワイトパールマイカ。グレード13C-Vである。

ミラーサイクルエンジンでCVTのやつだな。

CVT車は事前の研修で新型に乗ってきていた先輩が「あれ、やっぱ遅い」といわれていたので覚悟して乗ったのだが、それほど遅くはなかったのだった。街乗りで乗るには充分な加速である。
その先輩はヴィッツやマーチのCVTも一緒に乗ったらしく、「それよりはマシ」と言っていたので、まぁ、このクラスのCVTとしては良い出来なのだろう。
とゆーかCVT車というものにまったく縁のなかったマツダの営業マンである。CVTをどう評価していいのか戸惑っている状態なのであった。やっぱり吹かした時のダイレクト感はATの方が自然だからなぁ。
まぁ、これから慣れていくことになるのだろう。

で、一通り載ってみて感想。

相変わらず『走る道具としての車』にこだわってるなぁ。

といったところか。
走ることに対して非常にウェイトを置いて開発していることがよくわかる。
それも走るといっても峠をギンギンに攻めるとかサーキットのコンマ一秒を削るとか、そういうことではなく、『いかに余計なことに気を散らさず運転を楽しむか』という点に絞って開発しているのかがわかる。

とりあえず、シートがやたらしっかりしている。腰のサポートはもちろん太もものサポートもバッチリ。コレならロングドライブも問題あるまい。

視界も良好。ウェストラインを下げた甲斐あって左右と前方の視界が非常に良い。運転しやすい。

足回りのフラット感もこのサイズにしてはよく出来ている。
結構ロールはするものの、シートが身体を支えるので踏ん張る必要もない。
吹かすとガラガラと多少がさつな音がするものの、まぁ、そのあたりは130万の車に何をかいわんや、というところか。がさつな音がすると言ってもロードノイズが旧型に比べて圧倒的に小さいから耳に入ってくるというだけだし。

ええクルマですわ、これ。

でも、日本のユーザーがここまでの性能を必要としているかどうかはわかりませんが。

んな性能上げるより木目調パネルつけてよ、とかメッキパーツが欲しいとか、そういう方向に行くのが日本のユーザーだしな。だって路面もいいから足回りなんておざなりなつくりでもどうにかやっていけちゃうんだもの。

デミオの競合他社比較研修に行っていた先輩が仰っておりました。
それぞれデミオヴィッツ・マーチ・パッソをテストコースで運転して。
デミオが一番よかったよ。ヴィッツとマーチはまぁ、あんなもん。でもパッソは酷かったな、スラロームとか乗れたもんじゃなかった」
と前置きしておいて。
「でも、パッソで充分だな。どうせ買い物行くだけだし」
と、結論を出して下さったのだった。

うん、実際そう思います。