電脳コイルを見終える。

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今日も仕事。
んで帰ってきてから鑑賞中の『電脳コイル』を最後まで見る。

いやぁ、面白かった。

前半戦は『電脳メガネ』なる現実世界の中に仮想映像を投影するメガネを使った子供たちのじゃれ合いといった雰囲気が色濃かったが、2クール目に入ると仮想世界と現実世界の垣根が曖昧になっていく展開とその中で登場人物たちがそれぞれの過去をめぐってもがき始める展開がからまり、ぐいぐい引き寄せられてしまった。

とゆーかなんだか子供向けアニメの体裁を繕ったハードSFだった印象が・・・・・・
つーかサイバーパンクだろコレは
聞いたこと無いよ普通の小学生達が主人公のサイバーパンクなんて。。。
ウィリアム・ギブスンに見せてやりたいぜ。

しかも子供が好きそうな『トイレの花子さん』的な、電脳メガネをかけた子供を殺してしまう『ミチコさん』なるギミックが登場しつつも、その正体をめぐる二転三転するくだりも非常にミステリーしていて思わず唸ってしまったのだった。

大きな鍵を握る数字『4423』。この数字、しばらく忘れられそうにありません。

で、なんだかんだ言いつつ一応NHKの子供向けアニメなワケでありますが、我々のような『おっきなお友達』ではない本当の子供たちは内容を理解できるのだろうか、つーか楽しめるのだろうか。

まぁ、何気に小学校高学年になると理屈の通った話なら理解しちゃうから意外と楽しめるのかもしれんな。

なんというか、コレまでこういうジャンルのアニメはなかったので結構最初は戸惑ったがこれはこれで非常に面白かった。とゆーかきょうびここまできちんとSFしてるアニメは早々ないです。
子供向けということで地味な存在のままにしとくのは勿体ないなぁ。