古代のスーパー兵器WEEK。その2

こんな昨日の夜見たテレビの話を延々書き続けるだなんて、俺ってひまだなぁ。
と思う今日この頃。
良いんです! ヒマ万歳!! どーせ4月から社会人だしね!!

というわけでスーパー兵器の続き。

舞台は海沿いに古代の城壁の残るモロッコ。当時のシラクサを再現するにうってつけのロケーションだそうです。
アルキメデスのカギ爪製作初日。
メンバーは設計もそこそこに(つーかいいのか『そこそこ』で・・・)、クルマに分乗してわざわざ内陸部まで材木の買出しに出かけます。モロッコには砂漠ばかりであまり木が生えていないらしいです。『うってつけのロケーション』って言ったの誰だよ?
木材を無事注文し終わると5人は『当時の空気を感じ取るため』ラクダで帰路に。てゆーかさっさとクルマで帰ろよ! 設計終わってないんでしょ?
帰ったら帰ったで彼らは図面を前に、木材だけでは巨大なクレーンを支えきれない。どうしよう。と議論を始めます。
すると太鼓腹な木造船の研究者(以下太鼓腹)が
「強度を持たせるためにつり橋のように綱を張ろう。これならはるかに強い強度を実現できる」
とアイデアを出すのはいいのですがしかし、
「このロープを張る技術を当時の人々が発見していたかどうかわからない
などとほざいてくれます。
つーか、そういうのは番組作る前に検証しとけよ!!
そこから彼ら5人はその技術が存在したかどうか侃侃諤々の議論を繰り返しますが、その中に歴史学者(or考古学者)は一人としていないという事実が見る者に徒労感だけを与えます。
あらあら? メンバーの一人、エリックは議論に飽きて一人で木組みを始めちゃったよ?(教育テレビでやってる虫の観察風)彼は元・兵器開発者で特別な木工技術のエキスパートなんだって。へ~え、まったく意味がわからないね~。
あれれ~? 太鼓腹さんは船に乗ってどっかいっちゃったよ? 文献を調べに行ってくるんだって。でももう日が暮れそうなのにね。あははははーっ!

ッツーわけで初日終了!!

そして2日目。いきなり興奮気味の太鼓腹登場して曰く、
『ついに文献を見つけた! 古代ギリシャの船は船底に綱を張って補強していた。だからアルキメデスもクレーンの補強にロープを使ったはずだ!』
見つけんのはえーよ! つーかそれ単なる思い込みだし!
という俺の突っ込みが聞いてもらえるはずもなく、メンバーは嬉々として作業を再開したのであります。
そしてついに注文していた材木が到着。やっとこさこれで作業も順調に進み始める、かと思いきや。

材木の量が足りない!!

お前ら必要な量をちゃんと計算してねぇのかよ!!
と思わずテレビの前で声を上げるワタシがいます。
そして更に足りない材木をめぐって「クレーンを支えるやぐらが先だ!」派と「いや、クレーンを先に作るべきだ!」派とに分かれてバトル発生!
更にまたまた「思ったより材木の重量が重過ぎる! やべ! 乾燥させてない木材注文しちゃった! 設計やり直さなきゃ!!」
と地獄絵図の様相を呈してまいります。

つーかオモシロすぎ!!

もうこの時点でお分かりでしょう。この番組はのコンセプトは
『古代の兵器を実際に再現して伝説を検証するドキュメント』
ではなく
『古代の兵器を実際に再現して伝説を検証、しようとする物好きな連中が好き勝手やって結局右往左往するさまを描くドキュメント』
だったのです!!(絶対違う)

つーか気分乗ってきたので更に続く!!